コラム

頑張りすぎる看護師のあなたへ

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その白衣、少し重たくありませんか? – 看護師のための、こころの相談室

毎日、患者さんのために笑顔で立ち、命と向き合う。 その責任の重さ、目まぐるしい業務、複雑な人間関係、そして不規則な毎日。

「患者さんのためなら頑張れる」 「自分がつらいなんて言っていられない」

そうやって自分の気持ちに蓋をして、気付けば心が悲鳴をあげていませんか?

はじめまして。

現役の看護師で、公認心理師の「さおちる」です。

私自身、看護の現場で働く中で、多くの仲間が「こころの不調」を抱えながらも、誰にも相談できずに一人で苦しんでいる姿を見てきました。

医療の知識があるからこそ、自分の不調を「気のせい」「まだ頑張れる」と過小評価してしまったり、「心の専門家(精神科)に行くのは大げさだ」と感じてしまったり…。

でも、看護師だって人間です。心が疲れて、立ち止まりたくなるのは、決して特別なことではありません。むしろ、それだけ真剣に、誠実に仕事と向き合っている証です。

ここは、そんなあなたのための場所です。

「看護師」と「公認心理師」、両方の視点から

一般的なカウンセリングと、何が違うの? そう思われるかもしれません。

私自身が看護師だからこそ、あなたの言葉の裏にある現場の状況を深く理解できます。

  • インシデントを起こしてしまった後の恐怖
  • 急変対応のプレッシャーと、その後のフラッシュバック
  • 先輩や医師との関係で、うまく立ち回れない自己嫌悪
  • 患者さんやご家族からの厳しい言葉に、心がすり減る感覚
  • 夜勤明けの、どうしようもない孤独感や気分の落ち込み

こうした看護師特有のストレスは、同じ経験をした者にしかわからないニュアンスがあります。専門用語を説明する必要もありません。安心して、あなたの言葉で、ありのままの気持ちをお話しください。

そして、公認心理師として、そのお悩みに対して「認知行動療法」という具体的なアプローチを用いて、あなたの「立ち直る力」を引き出すお手伝いをします。

ただ話を聞くだけでなく、「明日から少し楽になるための具体的な方法」を、一緒に見つけていきましょう。

こんな気持ちを、一人で抱えていませんか?

  • 仕事のことを考えると、胸が苦しくなったり、涙が出たりする
  • 夜、眠れない。または、何度も目が覚めてしまう
  • 休日も仕事のことが頭から離れず、心が休まらない
  • 患者さんに優しくできない自分を責めてしまう
  • もう、看護師を辞めたい。でも、その先が不安で動けない

一つでも当てはまるなら、それはあなたの心が発している「サイン」です。

患者さんの小さな変化に気づけるあなただからこそ、どうかご自身の心の声にも、耳を傾けてあげてください。

ここは、評価される場所ではありません。あなたが安心して本音を話せる、安全な場所です。

同僚に話すような気持ちで、あなたの「心のナースコール」を、いつでもお待ちしています。

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さおちる
さおちる
ナース
精神科救急/手術室/外科/教育係
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