コラム

オンラインで不安を解消!自宅でできる認知行動療法

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日常生活の中で、「なんだか漠然と不安を感じる…」「常に何かを心配している…」といった気持ちに悩まされていませんか?気分が落ち込んだり、焦りやイライラが続いたりするのは、誰にでも起こりうることです。しかし、その状態が長く続き、日常生活に大きな支障をきたしている場合、それは心が休息を求めているサインかもしれません。

「病院に行くのはまだ少し勇気がいる」「いきなりお薬を飲むのは抵抗がある」と感じる方もいるかもしれません。一人で悩みを抱え込む必要はありません。自宅から安心して受けられるオンラインカウンセリングが、その解決の一歩となる可能性があります。

現役の看護師であり、公認心理師でもある「さおちる」が提供するカウンセリングでは、認知行動療法(CBT)をベースに、あなたの「立ち直る力」を引き出すお手伝いをします。


認知行動療法(CBT)とは?

認知行動療法(CBT)は、私たちの「考え方(認知)」や「行動」に働きかけることで、気分の落ち込みや不安といった心のつらさを和らげていく心理療法です。これは単に話を聞いてもらうだけでなく、具体的な方法を学び、日常生活で実践していくことで、ご自身でストレスに対処できる力を育むことを目指します。多くの研究でその効果が証明されている、科学的な根拠に基づいた心のトレーニングです。

人の気持ちや行動は、「出来事」に対して「とっさに浮かぶ考え(自動思考)」や「物事の捉え方(認知)」が大きく影響します。例えば、疲弊していると、同僚に何か頼まれたときに「自分にばかり仕事を押し付けようとしている」と悲観的に考えてしまうような「認知のくせ」が生じることがあります。この「認知のくせ」が、ネガティブな感情や身体の反応、そして引きこもりなどの行動の悪循環を生み出すことがあるのです。認知行動療法では、このような考え方や行動のパターンに光を当て、より楽になれる考え方や行動を具体的に見つけていくことを目指します。


なぜオンラインでCBT?自宅で受けられるメリット

さおちるナースのカウンセリングは、Zoomを使用したオンライン形式で提供されます。これにより、全国どこからでも、ご自身のプライベートで安心できる空間からリラックスして相談することができます。病院やクリニックに行くことに抵抗がある方、多忙で通院が難しい方にとっても、自宅で気軽に心のケアを始められることは大きなメリットです。

カウンセリングは以下の簡単なステップで始められます。

  1. 公式LINEの友だち登録:カウンセリングに関する質問や不安なことをメッセージで送れます。
  2. 日程調整:「カウンセリング希望」とメッセージを送り、都合の良い日時を相談して予約します。
  3. カウンセリング準備:当日ZoomのURLが送られ、難しい設定は不要です。
  4. Zoomでカウンセリング:安心できる場所からZoomに入り、ご自身のペースで話ができます。
  5. 支払い:カウンセリング終了後、LINEで支払い案内があります。

さおちるナースのオンラインカウンセリング

さおちるナースのカウンセリングは、現役看護師としての12年間の経験と、公認心理師としての専門知識という、二つの視点から提供されます。

  • 「こころ」と「からだ」のつながりの理解:不眠、食欲不振、動悸、倦怠感といった身体の不調は、こころが発しているSOSである可能性があります。身体的な症状にも目を向けながら、つらさの背景を丁寧に紐解いていきます。
  • 現場経験に基づく深い理解:看護師特有のストレス(医療ミスへの不安、人間関係、夜勤の負担など)を深く理解しているため、言葉にならない辛さにも寄り添うことができます。
  • 実践的なアプローチ:認知行動療法の技法である「認知再構成」を通じて悲観的になりがちな考え方を見直したり、「行動活性化」によって日々の生活に小さな喜びや達成感を感じる活動を取り戻したりするお手伝いをします。これにより、感情に振り回されずに物事を冷静に捉える力が育まれ、前向きな行動につながるでしょう。
  • お薬だけに頼らない選択肢:お薬による治療も重要ですが、当カウンセリングルームでは「お薬を飲む前に自分と向き合う時間」を重視しています。必要に応じて、信頼できる医療機関と連携し、薬物療法と並行してサポートすることも可能です。

どんな「不安」に認知行動療法(CBT)が役立つ?

認知行動療法は、さまざまな心の不調や不安感に効果的なアプローチとされています。

  • 全般性不安障害(GAD):日常生活のあらゆることに対して過剰でコントロールできない不安が慢性的に続く病気です。CBTは、この尽きない不安の根本にある考え方や行動パターンに焦点を当て、具体的な対処法を身につけるお手伝いをします。
  • 不眠症(睡眠障害):「眠れない」という悩みが続き、日中の生活に影響が出ている状態です。不眠に対する認知行動療法(CBT-I)は、睡眠に対する誤った考え方や不適切な行動パターンを見つめ直し、修正することで、質の良い睡眠を取り戻すのに非常に有効です。
  • 強迫性障害(OCD):頭から離れない気がかりなこと(強迫観念)と、それを打ち消そうとする行為(強迫行為)を自分でやめられない病気です。CBT、特に曝露反応妨害法は、強迫観念による不安に立ち向かい、強迫行為をしないで我慢する練習を繰り返すことで、不安が徐々に弱まることを目指します。
  • 適応障害:特定のストレスが原因で心身に不調をきたす状態です。CBTによるカウンセリングは、ストレスの原因を探り、それに対する考え方や行動パターンを見つめ直し、新たな対処法を身につけるお手伝いをします。
  • 月経前症候群(PMS)/月経前不快気分障害(PMDD):生理前の心身の不調で、特にPMDDでは精神症状が強く現れます。カウンセリングを通して、月経前の不調に対する具体的な対処法やストレス管理のスキルを身につけるサポートをします。
  • アルコール依存症やスマホ依存症などの依存症:コントロールできない飲酒やスマホ使用に悩む場合、CBTは行動の背景にある思考や感情、依存のメカニズムを理解し、具体的なスキルや行動計画を立てるのに役立ちます。
  • うつ病や燃え尽き症候群(バーンアウト):気分の落ち込みや意欲の低下、心身の限界を感じている場合に、認知再構成や行動活性化といったCBTの技法が心のバランスを取り戻し、前向きな行動へ導くサポートをします。

一人で抱え込まず、まずは話してみませんか?

心の不調は、誰にでも起こりうることです。あなたが抱えているその気持ちを、言葉にしてみることから始めてみましょう。

「さおちるナース」では、あなたの心のSOSに寄り添い、オンラインでの認知行動療法を通じて、不安をコントロールし、あなたらしい穏やかな生活を取り戻すサポートをいたします。どうぞ、お気軽にご相談ください。

ABOUT ME
さおちる
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はじめまして。 現役ナースで、公認心理師の「さおちる」です。 誰にも言えない「こころの不調」を、一人で抱えていませんか? 私は12年間、看護師としてたくさんの心と体に向き合ってきました。 その経験から確信していることがあります。 それは、精神科は「こわい場所」ではなく「成長が詰まった環境」だということ。 そして、お薬を飲む前に「カウンセリングで自分と向き合う時間」が、回復への大きな力になるということです。 こころの不調は、誰にでも起こりうること。特別なことではありません。 このサイトでは、看護師と公認心理師、2つの視点から、あなたの「立ち直る力」を引き出すお手伝いをします。 認知行動療法をベースに、具体的な予防法やケアのヒントをお伝えしていきます。 もう一人で悩まないでください。 ここが、あなたの心を軽くする、最初のステップになることを願っています。
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